3Dビューポート内での操作方法

3D空間で自由に動くこと、Blenderの画面内を移動してオブジェクトをどの方向、距離からでも自由に見れるように視点の移動について解説しています。

Blender対応バージョン:4.0.2

モデリングやシーン構築など、3DCG制作の作業エリアとなる3Dビューポートには、デフォルトでカメラ、ライト、立方体のオブジェクト[Cube]が配置されています。

立方体は選択されている状態になっており、オレンジ色のアウトラインが表示されています。また、原点には3Dカーソルが表示されています。

視点変更

視点切り替え

3Dビューポートのヘッダーにある[ビュー]→[視点]から[前]や[右]など選択することで、フロントビューやライトビューなど視点を切り替えることができます。

[カメラ]を選択すると、カメラからの視点に切り替わります。そのため、カメラ視点に切り替える場合は、シーン内にカメラが配置されている必要があります。

視点移動

マウス中央ボタンのドラッグで視点の回転、マウスホイールの回転でズームイン/ズームアウトします。また、Shiftキーを押しながらマウス中央ボタンをドラッグすると、始点の平行移動ができます。

マウスの中央ボタン(ホィール)をドラッグ

視点の回転
視点の回転

Shiftキー+中央ボタン(ホィール)をドラッグ

視点の平行移動
視点の平行移動

透視投影と平行投影の切り替え

3Dビューポートのヘッダーにある[ビュー]から[透視投影/平行投影](テンキーの5)を選択すると、投影法を切り替えることができます。

透視投影とは、大きさが同じオブジェクトでも遠くにあるほど小さく見える遠近法で表示される投影法で、私たちが普段見慣れている肉眼と同様の見え方になります。平行投影とは、いくら遠くにあるオブジェクトでも表示される大きさは変わりません。そのため、複数のオブジェクトの大きさを比較する場合などに役立ちます。透視投影の場合でも、視点切り替え(上下、前後、左右)を行うと自動的に平行投影へ切り替わります。現在の投影法は、3Dビューポートの左上に表示されます。

透視投影
平行投影

ナビゲートでの視点変更

3Dビューポート右上のナビゲートを使用して視点変更することも可能です。座標軸の先端にある[X][Y][Z]、対称の赤色、緑色、青色の円、それぞれを左クリックすると各方向からの視点に切り替わります。また、座標軸にマウスポインターを合わせて、マウス左ボタンでドラッグすると視点の回転を行うことができます。

をマウス左ボタンで上下にドラッグするとズームイン/ズームアウト

をマウス左ボタンでドラッグすると視点の平行移動を行うことができます。

を左クリックするとカメラからの視点に切り替わります。

を左クリックすると透視投影と平行投影の切り替えを行うことができます。

視点変更のショートカット

視点の切り替えや移動は、テンキーにもショートカットが割り当てられています。視点変更は編集作業中に何度も行う行為のため、スムーズな操作が可能なショートカットキーによる視点変更を行うと良いでしょう。

また、.(ピリオド)による選択オブジェクトの画面中央表示はとても便利なキー操作なので、ぜひ覚えておきましょう。

ショートカットキー操作内容
1正面から見た視点(フロントビュー)に切り替えます。
3右側から見た視点(ライトビュー)に切り替えます。
7上から見た視点(トップビュー)に切り替えます。
Ctrl+1背面から見た視点(バックビュー)に切り替えます。
Ctrl+3左側から見た視点(レフトビュー)に切り替えます。
Ctrl+7下から見た視点(ボトムビュー)に切り替えます。
2視点を下方向に15度単位で回転します。
4視点を左方向に15度単位で回転します。
6視点を右方向に15度単位で回転します。
8視点を上方向に15度単位で回転します。
Ctrl+2視点を下方向に平行移動します。
Ctrl+4視点を左方向に平行移動します。
Ctrl+6視点を右方向に平行移動します。
Ctrl+8視点を上方向に平行移動します。
Shift+4視点を反時計回りに回転します。
Shift+6視点を時計回りに回転します。
0カメラから見た視点(カメラビュー)に切り替えます。
.(ピリオド)選択しているオブジェクトに視点を移動します。
53Dビューでの投影方法を投資投影と平行投影で切り替えます。

すなりん

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